2016年12月9日金曜日

デバイスの署名が正常に認識されない場合


キャプチャソフトウェアのデバイスドライバーをインストールするとデバイスマネージャー上で

 「このデバイスに必要なドライバーのデジタル署名を検証できません。(中略) (コード 52)」

と表示されてしまうことがあります。
non-standard.comのソフトウェアに付属のデバイスドライバーは正常にコードサイニング証明がされているため、このメッセージが表示される場合は

①Windows側の署名データベースが古い
②Windowsの管理データの一部が間違っている又は壊れている

のどちらかになります。



①の場合は、WindowsUpdateを実行することで解決します。

②の場合は以下の手順でレジストリを修正することで解決する場合があります。
 ※regeditの操作を誤るとOSが起動出来なくなる自体に陥ることもありますので慎重に操作を行って下さい。本文記載の情報により何らかの問題が生じても筆者は一切の責任を負いません。


 レジストリエディタを起動して
 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{36fc9e60-c465-11cf-8056-444553540000}
 を開き、 「UpperFilters」「LowerFilters」という項目が見つかったら、それらを削除します。


 削除が完了したら、Windowsを再起動します。
 デバイスマネージャー上で目的のデバイスから「code 52エラー」が無くなっていたら成功です。


①と②いずれの操作を行っても解決しない場合は、Windowsの再インストールが必要である可能性が高いです。




試してはいけないこと


なお、このデバイスクラスのフィルター能力を検証するため、先ほどの2つのレジストリーエントリを

 LowerFilters = A
 UpperFilters   = Z
…という値に変更したところ、再起動後にあらゆるUSBデバイスがフィルターされてしまい、セーフモードですらキーボードもマウスも使用出来ないという状態に陥りました。

リモート接続系は全て不許可等をしているセキュリティ固めのマシンでしたのでリモートでも回復ディスクでもレジストリ編集は出来ず…。

幸いPS/2ポートがあるマザーボードでしたので、PS/2タイプのマウスを買って来て接続したところ無事レジストリの再編集が可能になり、USBデバイスの復帰ができましたが…。

皆様もレジストリの編集には気をつけましょう。

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