USB3.0ポートでのフレーム落ち検証
(2012/10/18追記)
ver4.10以降のビューアーソフトから、本件の対策を行いましたのでフレーム落ちはかなり改善されています。
「intel H77/B75等のチップセット搭載のマザーボード環境にてフレームレートが安定しない」とのご報告を受けましたので、B75搭載のマザーボードを購入して動作を検証してみました。
まず、以下のようにデバイスマネージャーの接続別表示にて
「インテル(R) USB3.0 eXtensible ホストコントローラー」の下流にカメレオンUSB SPA3Aキットを接続し液晶ビューアーを起動したところ、
・転送レートが199Mbps以下のモード→ ほぼ60fpsで安定
・転送レートが200Mbps以上のモード→ 45~55fpsに低下
という結果が得られました。
つぎに、以下のように同じくデバイスマネージャーの接続別表示にて
USB2.0のホストコントローラーの下流にカメレオンUSB SPA3Aキットを接続し液晶ビューアーを起動したところ、
・転送レートが199Mbps以下のモード→ ほぼ60fpsで安定
・転送レートが200Mbps以上のモード→ ほぼ60fpsで安定
という結果が得られました。
結論として、USB3.0のホストコントローラーのハード的な仕様か、デバイスドライバのソフト的な仕様かは推し量れませんが、転送レートがおおよそ240Mbpsを越える場合は安定して受信が出来なくなるようです。
…というわけで、これらのマザーボードではUSB2.0のポートを選んで接続されることをお勧めします。
ただし、
見た目は黒いコネクタでUSB2.0のポートのはずなのに、「インテル(R) USB3.0 eXtensible ホストコントローラー」のUSB2.0の物理層に接続されているという良くわからない状態のマザーボードもあります。実際にどちらのポートに接続されているかは「デバイスマネージャーの接続別表示」にて確認してください。
※逆に、
青いコネクタでUSB3.0のポートなのに、USB2.0の物理層のみUSB2.0コントローラーに繋がっているケースもあります。 この場合はUSB3.0のコネクタにカメレオンUSB SPA3Aを接続することで良好ななパフォーマンスを得ることが出来ます。